武直園では、江戸時代から代々受け継がれる「循環型農法」により、地球にやさしくおいしいさつまいも「富の川越いも」を作り続けています。
私たちは
「三芳町川越いも振興会」に所属し、「循環型農法」やさつまいも希少品種「紅赤」を守るだけでなく、お客様の好みの変化に合わせた新しい品種の育成にも積極的に挑戦し、
「富の川越いも」ブランドの普及に努めております。
新しいことにチャレンジしながらも、自然との共存を継続し、地球がくれるそのままのおいしさを皆様にご提供いたします。
循環型農法とは、江戸時代の川越藩主 柳沢吉保が、
武直園のある上富地区や現在の所沢市を含む「三富新田」の開発を行った頃から300年も続く伝統農法です。
この地域は、当時から屋敷地・耕地・雑木林を1つの区画とする短冊形の地割になっています。
雑木林では、落ち葉を集め何年も寝かせて堆肥をつくります。それは、地球が育てた自然の肥料です。
その肥料を耕地へ施肥し、肥沃度の高い土をつくります。そこで育った農作物の恵みにより再び雑木林を管理します。
この持続可能な農法が300年以上続けられてきたことにより、
かつては耕作の難しい痩せた土地だった三富新田が、豊かな土地へと変化したのです。
循環型農法は南米チリの砂漠化防止の技術指導の手本とされていたり、
セネガルから大臣級の視察が訪れるなど、環境と経済を両立できる優れた農法として世界的に注目されています。
また、都市近郊特有の厳しい環境において伝統的な循環型農法を守り、農業の収益の向上や環境の保全を実現したことが評価され、
「三芳町川越いも振興会」が、平成27年度農林水産祭のむらづくり部門において、天皇杯を受賞しました。